今年の3月頃そろそろ現行の新CPU"Haswell"の情報がちらほら見受けられ始められ、それに伴いSandyBridgeは終息の方向で手に入りにくくなるということでした。
HaswellについてはIvy同様熱密度、TIMペーストなどの問題でOCについては期待できない可能性がこの頃から指摘されており、この機を逃すともう自分が5GHzerになるチャンスは当分やってこないんだろうなぁ、などと考えているうちに気がついたらポチっていました。
ちなみにHaswellのOCについては今現在購入された方の報告を見る限りやはり散々な結果に終わっているようです。
2700Kはヨドバシの通販で26,760円での購入。
評判の良いCostarica産を期待したのですが、残念ながら届いたのはMalaysia産でした。
2600KもMalaysiaだったのでこの時点で一抹の不安はありました。。。
調整後様子を見ていたところ5月にSSDが故障してしまい調整中のPrime95などのSSが飛んでしまいました。よってそれ以外の時間のかからない簡単なベンチマーク等でのまとめとなっています。
2013.7.18 運よくデジカメのバックアップが見つかりCPUの写真を追加
【機器構成】
CPU: Core i7 2700K (SS紛失Lot不明L147C158 Malaysia) M/B: ASUS P8Z68 DELUXE (BIOS 3603) MEM: G.Skill F3-17000CL9D-8GBXM GPU: ZOTAC GTX285 SSD: PLEXTOR M5Pro 128GB P/S: SILVERSTONE SST-ST75F-P CPU Cooling: PROLIMA TECH Mega Shadow
【環境】
OS: Windows XP Professional SP3 モニタリングツール: CPU-Z 1.64 HWiNFO32 v4.19-1940 負荷テストツール: OCCT 4.3.2 Prime95 v27.6 build 4 グラフィックドライバ: GeForce Release 182.06
【BIOS(UEFI)セッティング】
BCLK/PCIE: 100.0MHz Turbo Ratio: 51[49](By All Cores) Internal PLL Overvoltage:Enabled Memory Frequency:DDR3-2133 DRAM Timing: CL9-11-10-28 2T Load-Line Calibration:Extreme Phase Control: Extreme Duty Control: T.Probe[Extreme] CPU Current Capability:130% CPU Voltage: 1.460V (HWiNFO読み1.456 - 1.488V) [1.520V (HWiNFO読み1.512 - 1.560V)] DRAM Voltage: 1.600V VCCSA Voltage: 0.900V[1.000V] VCCIO Voltage: 1.100V CPU PLL Voltage:1.700V[1.9125V] PCH Voltage: 1.00V[1.10 V] HT(Hyper-Threading)、C1E/EIST、iGPU無効 CPU Core Speed: 5100.0MHz
2600Kの時から変更した部分は赤文字(2700K)-[黒文字(2600K)]で記載しています。
2600Kの記事は「2600K OC 4.9GHz」を参照。
UEFI BIOSセッティング1 |
UEFI BIOSセッティング2 |
CPU-Z |
2600Kに比べ各電圧を低めに設定できる石であったことが、クロック上昇に伴う発熱の増大を少しでも緩和でき、結果5GHz超えを達成できる一つの要因だと思います。
【OC手順など】
最初は5.0GHzを目標クロックにしてOCCT 1H完走できるセッティングを探し、その後Prime95で24時間としていましたが、OCCTを通過してもPrimeがなかなか通過できないことがあり時間短縮のためこちらの記事
Prime95の設定・使い方(何時間もテストしなくてすむ方法)
を参考にPrime95のCPUおよびメモリ負荷用の設定で15分ほど負荷をかけ問題なければさらにクロックを上げるなり他の設定を試すという方法で行いました。
最終セッティングが決まればPrime95のデフォルト設定で24時間以上問題なく稼働することを確認しています。
SSは上に書いたようになくなってしまいました。。。
5.0GHz時の必要Vcore
OSの起動 1.352V OCCT 1H完走 1.392V Prime95 24H完走 1.408V
【温度】
HWiNFOでの各Vcore温度(室温28℃)
アイドル時 48-44-43-45 (Average四捨五入) LinX 0.6.4 10分 87-97-95-93 (Maximum)
セットアップした3月時点では80℃台でおさまっていたのですが、
今回改めてテストしてみた結果さすがに夏場は厳しいようで最高97℃まで上がってしまっています。
ちなみにASUSのツールAI Suite Ⅱ 1.01.28では約10℃低く表示されます。
IDOL時温度 |
LinX10分時温度 |
LinX |
【ベンチマークなど】
Super PI / mod1.5 XS
2700K@5.1GHz 2600K@4.9GHz 1M 7.328s 7.547s
2600Kの4.9GHzを基準にすると5.1GHzでは200MHzの上昇で割合にすると約4.1%
スコアは約2.9%の上昇まあこんなもんでしょうか。
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3
Vana'diel Bench 3 Ver1.00
スコア 12839-H[12802-H] 約0.3%↑
ほぼ変化なし、誤差程度の上昇ですね。
3DMARK06 Ver1.2.0
24405[24839] 3DMarks CPU Score 9760[9395] 約3.9%↑
トータルスコアが下がってしまっていますが2600Kの時はグラボもOCしていたような記憶があります。(今回は定格)
CPUスコアは順当に伸びています。
CINEBENCH R11.5
CPU 7.41 CPU(シングルコア) 1.88 MP倍率 3.95
4C4T設定なのでこんなもんでいいのかな。2600Kの時は記録を取っていなかったのでとりあえずスコアだけ。
CINEBENCH |
CrystalDiskMark 3.0.2
せっかくSSDも交換したのでベンチを。
テストデータ デフォルト(ランダム)
新
PLEXTOR M5Pro 128GB |
旧
Crucial M4 CT064M4SSD2 64GB |
容量のせいもあるでしょうが全般に書き込みが相当速くなっており、4Kも上昇しています。
とりあえず性能云々より5Ghzが達成したかったのでそれができてほっとしました。
これで心おきなく次のCPUへ行けます。とはいっても現状でOCに期待できるものがなくさびしい状況ではありますが。
LinXにおける温度データはり少々高すぎですね。夏場だけでも5.0Ghzに落とすか悩みどころです。実使用においてはそこまで高負荷で運用することはないのでまぁこのまま行くんでしょうね。
仕事から帰宅した時の冷房なしの室温は35℃ぐらいです。真昼間ならどこまで上がっていることやら。。
このPCは24時間稼働ではないので問題ないですが、他のPCが心配になる温度です><
さて、あまった2600Kどうすっかな・・・。
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